CVJ理事幹事各社担当者・文化庁出向経験者の交流会 実施
CVJは、2024年6月14日に「CVJ理事幹事担当者・文化庁出向経験者との交流会」を実施いたしました。
文化芸術は、観光やまちづくり、国際交流、福祉、教育、産業その他の分野との緊密な連携の下、様々な価値を生み出すものであり、また、国際的にも多様性や包摂性、持続可能性をキーワードとした新たな社会の実現に大きく貢献するものです。他方で、こういった他分野との連携をもたらし、新たなプロジェクトを組成するきっかけとなり得る、「文化」と「経済」の両分野に知識と経験のある「文化経済人財の育成」が我が国における一つの課題であることも事実です。文化庁との意見交換を行う中で、まずは本課題に一歩ずつアプローチしていきたいという考えから、文化庁もしくは経済産業省(クリエイティブ分野)に出向経験のある民間企業の方とCVJの理事幹事企業のご担当者様がカジュアルに意見交換できる場を設けることとなりました。
ご参加いただいた皆様からは、企業における文化事業の取り組みの実態や課題、文化事業を実施する際の「非財務的な指標」の重要性、省庁の役割や企業との連携についてなど、さまざま議論がなされ活発な意見交換の場となりました。
また、省庁へ出向を経験した皆様からは、出向を通して文化芸術への関心が高まり価値観が変化したお話しもあり、企業関係者の省庁への関心も高まりました。
CVJでは、文化芸術に関わる産官学・アーティスト・クリエイターのプラットフォームとして、今後もこのような意見交換・交流の場を設けることで、官民の相互理解を深め、更なる連携機会の創出に貢献していきます。