東京藝術大学との共催:「Alter-narratives―ありえたかもしれない物語―」展のご案内

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更新情報

2020.06.01

このたび、一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパンと東京藝術大学国際芸術創造研究科(GA)アートプロデュース専攻は、長谷川祐子教授監修のもと、実践研究の一環としてキュレーション分野の修士課程の学生5人によるオンライン展覧会「Alter-narrativesーありえたかもしれない物語ー」を共同開催する運びとなりました。
「現実の背後にある、無数の起こりえたかもしれない物語」をテーマに、国内外で活躍する新進気鋭の8人の作家による作品をオンライン上で閲覧できるウェブサイトを今月初めにローンチいたしました。(https://alternarratives.geidai.ac.jp/)

当初、本展は2020年3月から4月にかけて東京藝術大学大学美術館陳列館で行われる予定でしたが、昨今のコロナウイルスの影響を受けて、オンライン展示として新たに構成されることとなりました。

実際の陳列館での展覧会を開催することが難しい状況という制約を逆に「チャンス」と捉え、展示物のアーカイブをオンライン上で配信する手法ではなく、オンラインでしかできない鑑賞体験のための構成に作り替えた、オンライン鑑賞の新たな可能性を追求する試みとしております。このような状況に対して自分たちなりのレスポンスを出したいという学生キュレーターからの要望でもあります。

「シドニー・ビエンナーレ2020」が早々に世界初のバーチャル・ビエンナーレの開催を打ち出すなど、「コロナウイルス危機の世界」に対する国際的なレスポンスが次々と打ち出されている中、日本においても、中止・延期以外の選択肢を打ち出す必要性を感じております。
本展はその課題を意識した、新しい鑑賞体験の提案を意識して実験的に取り組んだ、東京藝術大学で初めての展覧会となります。

会期は6月30日(火)までとなっております。アーカイブの予定は今のところございませんので、この機会にぜひご高覧ください。

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《展覧会情報》
アジア4カ国5人の若手キュレーター×8人のアーティストによる現代アートのオンライン展示
Alter-narratives―ありえたかもしれない物語―
2020.6.1(月) − 2020.6.30(火)
会場:https://alternarratives.geidai.ac.jp
参加作家:原田裕規、七尾旅人、Sangho NOH、朴祥炫、鈴木美緒、田村友一郎、Wayne LIM、Yotta

主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻
共催:一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン
協賛:startbahn, inc.、Daps株式会社
助成:藝大フレンズ
監修:長谷川祐子(東京藝術大学大学院教授・東京都現代美術館参事)
共同キュレーター:岩田智哉、原田美緒、鄭智秀、金秋雨、Jying TAN
(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻キュレーション領域修士課程在籍生)
ウェブエンジニア:余湖雄一
ウェブデザイナー:岡田将充
Special Thanks:四谷未確認スタジオ

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